タンパク尿などの尿異常、片腎・多発性のう胞腎・腎臓の萎縮などの存在、血液検査で腎障害があるなど、腎障害の存在が3カ月以上持続する場合に慢性腎臓病(Chronic Kidney disease : CKD)と診断されます。
CKDの原因はさまざまですが、原因をそのまま放置しておくと数年から十数年にかけて少しずつ進行し(短期間で悪化する場合もあります)腎臓の働きが高度に障害されると腎臓から尿として余分な水分や老廃物を体外に排出することができなくなるため透析療法が必要になります。
原因には、加齢、薬剤、尿管結石、膠原病、心不全、感染症の他に高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症といった生活習慣病も含まれており腎機能を悪化させないためにはこれらのコントロールの必要性があります。
また、腎機能が低下するにつれて体では代謝異常も生じてきます。
具体的に、二次性副甲状腺機能亢進症などによる骨回転異常症、骨粗鬆症、血管の石灰化、代謝性アシドーシス(体内に酸が蓄積)などがあります。
食事療法(塩分制限、タンパク制限など)や必要に応じて降圧薬、糖尿病治療薬、脂質低下薬、高尿酸血症治療薬などの薬物治療を行うとともに、慢性腎臓病のある方はこれらの代謝異常も評価し腎臓専門医との連携も行い治療をおこなっています。
プラセンタ注射を受けられている方へ
更年期症候群のプラセンタ治療薬で使用されているメルスモン注射液につき、メーカーより製造販売承認書の変更手続きが必要となったため約1年間(2024年2月頃まで)出荷停止になると通達がありました。
そのため、在庫にあるメルスモンがなくなり次第、入荷再開までメルスモン注射を一時中断させていただきます。
大変恐縮ではございますが、少しでも皆様の注射中断期間を短くするため2月20日(月)より注射の回数および本数を制限させていただきます。
また、もう一つのプラセンタ注射薬であるラエンネックについてもメルスモンの影響で すでに入荷に影響が出ております。当院もその影響を受けており3月1日(水)よりラエンネックにつても注射の回数および本数を制限させていただきます。
詳細は随時院内掲示いたします。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
院長
上図のキャッシュレス決済に対応しています。
臨時休診日および夏季・年末年始の休診日については「お知らせ」またはトップページの「「カレンダー」でご確認ください。