花粉症

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花粉症は国民病と呼ばれるくらい患者数が多い疾患です。花粉に暴露され続けることで自己免疫機能が働き異物(アレルゲン)と体が判断し免疫防御機能が働くわけです。

そのため鼻水、くしゃみ、目のかゆみ・充血、湿疹などの症状が認められ人にとっては不快なわけです。集中力が欠けたり、寝不足になったり日常生活にも大きく影響します。

外出する場合はマスクの着用、メガネの使用、帰宅時には衣服についた花粉をよくはらうこと、また洗濯物は中干しするなどしてできるだけ花粉に暴露されないことが重要です。

それでも改善しなければ、一般には症状を緩和する抗ヒスタミン薬が用いられます。主に内服薬・点眼薬・点鼻薬を用います。

最近では内服薬も市販されています。症状を緩和することができますが、眠気などの副作用もあり患者さんに応じて薬を選択いたします。

また、減感作療法という、花粉エキスを少量から投与し徐々に増量し維持料を継続して免疫を作り、過敏性を減少させる治療法があります。

治療に2年かかるためまだまだ受けられているかたは少ないのが現状です。注射による方法や舌下による方法があります。

注射は週に数回通院が必要ですが、2014年から行われるようになった舌下による方法は自宅で治療可能です。有効性も80%程度といわれております。

ただしスギ花粉のみが対象で花粉エキスのため少量でもアレルギー症状を強く認める場合もあり、今後この治療が普及していくかどうかは治療成績が待たれます。

また、耳鼻咽喉科では鼻粘膜をレーザーで照射して粘膜組織を壊してアレルギー反応を抑える治療もされていますが、徐々に粘膜も再生されるため効果は永久的なものではなく、1~3年といわれています。

当院では内服薬・点眼薬・点鼻薬を用いた治療を行っておりますが、減感作療法や手術を希望される場合は専門機関に紹介させていただきます。

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