脂質異常症

判定基準

HDLコレステロール値(HDL-C)

<40 低HDLコレステロール血症

 

LDLコレステロール値(LDL-C)

≧140 高LDLコレステロール血症

 

中性脂肪(トリグリセライド)

≧150 高トリグリセライド血症

以前は「高脂血症」と呼ばれていましたが、日本動脈硬化学会は、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」を公表した際に、「脂質異常症」に置き換える方針を出し、最近はこちらの名称が定着してきています。コレステロールの中でおもにLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪が評価されますがこれらの数値が高値・低値を示す場合に脂質異常症と診断されます。

 

主な原因は遺伝因子 、食事内容、運動習慣ですが、糖尿病、甲状腺機能異常、腎臓病などに引き続き生じる「二次性脂質異常症」があります。多くは自覚症状がないため、異常値を指摘されても放置される場合がしばしばみられますが、長年異常値が続くと動脈硬化が進行し脳卒中、心臓病などの原因になります。

1960年ころは日本人の総コレステロール値は平均180mg/dl程度でしたが1990年ころに200mg/dlを超え米国人と並びました。食の欧米化、運動不足などが原因とされています。

 

女性ホルモンとコレステロール

[エストロゲン]

LDLコレステロールを低下させ、HDLコレステロールを増加させる作用があります。中性脂肪は増加させる傾向があります。エストロゲンの動脈硬化抑制作用が心臓病・脳血管障害を起こしにくくしています。

[閉経後高脂血症]

閉経後はエストロゲンの分泌が低下するため、LDLコレステロールが上昇しHDLコレステロールが低下しやすくなります。

また、エストロゲンという女性ホルモンにはコレステロール値の低下作用や動脈硬化の抑制作用があることが知られていますが、閉経とともに急激にエストロゲン分泌が低下しコレステロール値が上昇します。これを放置すると動脈硬化の原因となると考えられています。

 

最近ではLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪以外にも魚をあまり食べなくなったために体の必須脂肪酸(エイコサペンタ塩酸、ドコサヘキサ塩酸、アラキドン酸など)のバランスがくずれていたり、超悪玉LDL(small dense LDL)が増加している場合があり、これらは動脈硬化を加速させることが知られています。

 

血液検査でこれらを評価し、必要性に応じて生理検査(心臓足首血管指数:CAVI、足関節上腕血圧比:ABI)で動脈の硬さおよび下肢動脈血流低下の有無を測定します。さらには頸動脈エコーで動脈硬化を画像で評価致します。

 

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